パタヤのスーパーマーケット(タイシリーズその5)

  • 2014.05.28 Wednesday
  • 19:21
 タイのパタヤにいる。
 僕はトゥクトゥクの荷台で揺られていた。
 ビーチロードの賑わっている辺りに来たので、僕は屋根のボタンを押した。間もなくトゥクトゥクは停車した。僕は荷台から飛び降りて、助手席に10バーツ(30円)払った。
 ビーチの砂は灰白色で、波は穏やかであった。
 道路に屋台が出ていた。ジュースやクレープ、焼き鳥や茹で海老を売っている。屋台は黒ずんだ木製で、朽果てる寸前の代物に見える。そして道端では、排水溝のブロックが抜けていて、そこから海老と果物が腐ったような臭いが吹き上げてくる。
 ビーチロードに店が並んでいた。バーやレストラン、土産物屋やサンダル屋、マッサージ屋などである。
 僕は海から離れるようにセカンドロードへ向かった。BigCというスーパーマーケットに着いた。広々として清潔なスーパーマーケットであり、買い物客は外国人が多い。市場に比べれば高いのかもしれないが、とりあえず、僕みたいな素人の外国人には、こういう画一的な施設の方がありがたい。
 店内を巡った。
 うーむ。果物が安い。カットされたパイナップルとスイカがトレーに山盛りで30バーツである。4、5人分はある。この状態でこの値段ということは、もし市場なら、パイナップル1個10バーツ程度なのだろうか。マナガツオが一匹50バーツ。豚や鶏は日本の3分の1の値段である。そして分葱やニラやレモングラスといったハーブ類が安い。緑鮮やかなそれらは一束5バーツで売られている。この値段なら、煮込み料理に複雑なハーブの香りを添えよう、という考えも生まれる。
「食費がめちゃめちゃ安いな」
外国人用スーパーマーケットでこの値段なのだから、市場へ行けばもっと安いに違いない。
 逆も見つけた。
 資生堂やコーセーなど、日本の化粧品が異様に高いのである。更に日本製品だけ小型のプラスチックケースに入れられている。僕が使用しているロート製薬のヒアルロン酸入り美容液が550バーツ(1650円)で売っていた。マツキヨなら780円だ。
 アメニティだの飲み物だのフルーツだのスナックだのと、山ほど持ってレジへ行く。レジの女子はテキパキと商品タグを読み取り、種類ごとにビニール袋に分けた。紀伊国屋のレジの二人を一人でこなしている感じである。
 僕は両手にビニール袋を下げBigCを後にしたのであった。欲しい物が、もの凄く安く買えたときって、耳の下辺りから汁が出ますよね。ドクンと。
「この国、ちょっと住みたいかも」
パタヤの楽園性に、多幸感を抱いている僕なのであった。

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