開高健のエッセイを読む

  • 2014.10.28 Tuesday
  • 19:18
 開高健のエッセイを読む。
 彼は旅をすると、夜になればきっと居酒屋をめぐっていた。
「日本人をどう思う?」
「日本人は凄いよ」「なんたってロシアに勝ったのだから」
そこは東欧の居酒屋だ。1960年代のチェコスロバキアか、ブルガリヤか。まだ共産主義に燃え上がるソビエト連邦が支配していた時代。
 そして同時に開高健は諦観していた。自分はアジア人である。とにかくそこから始めなければならない。その時代、アジアは貧しくて汚くて血みどろだった。
 それから太平のはずの50年が経とうとしている。現在は2014年。
 僕は日本でのらくらと暮らしている。
 そして海を超えても開高健のような思いを味わったことはない。僕の時代、日本のパスポートを持っていれば、大概、何処の国でも歓迎された。彼らは日本製品を、乗っていたり、使っていたり、持っていたり。
 日本人は幸せなんだろうな。
 サラセンもオスマントルコも襲ってこなかった。
 蒙古襲来。露西亜帝国南下。それでも海で守ることができた。勢い余って朝鮮半島から大陸へ攻めこんだ。最期にアメリカと派手にやった。
 異教徒は皆殺しにする、という戦争を知らない。
 イスラムもキリストも、それどころか、仏だってよくわからないのだ。(でも、そういうニッポン人の価値というのも、あるみたいだナ)


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