吉野家アタマの大盛り

  • 2014.12.11 Thursday
  • 13:37
 「アタマの大盛り、半熟卵、味噌汁」
久しぶりに吉野家のカウンターに座ったら、僕より後に入店してきた男性客が対面のカウンターに座った刹那、発した言葉である。
 その時僕はメニューを読んでいた。
 その言葉を聞いた瞬間に、僕は彼が何を言っているのかよくわからなかった。僕に聞こえたのは、
「はたまた大盛り、半熟卵、味噌汁」
 将又大盛り? 言いかえれば「あるいは大盛り」だと思うけれど、それはどういう意味だ? 僕はメニューから上を仰いだ。
 並だとちょっと物足りないが大盛りを頼むのはもったいないから、はたまた大盛り(あるいは大盛りみたいな)という一見自己主張を弱めているような印象を持たせつつ、その言葉の裏では最大限いい思いをしてやろうという、言わば腹黒い欲望を含有した曖昧な表現の吉野家隠語バージョンか? 将又大盛りは並よりもほんの少しだけ大盛りの牛丼である。そうすると値段はどうなるのだろう? 並と同じなら、それはお得なんじゃないの。僕も頼んでみようかな、はたまた大盛り。
「大盛り、梅雨時」
この言葉を神奈川県川崎市競馬場の近くで聞いた時も不思議に思ったものである。吉野家に四季折々のおもてなしバージョンが存在するのか、ANAの機内食やホテルニューオータニのなだ万みたいだな、と勘違いしてしまった。しかも梅雨時である。茶の湯だってそこまで微細な季節感を追求するであろうか、なかなか吉野家も凄いことになっているなあ。
 そして梅雨時ではなくてツユダクであり、それが牛丼のツユを沢山入れてくれ、という意味であるのを知ったのはかなり後のことである。それを聞いたのが川崎市の南側にある京浜工業地帯の吉野家であったから、もともとの牛丼自体が辛いくらいのツユダク牛丼なのであった。そこにさらにツユを加えているのだから、もう、おツユじゃぶじゃぶの牛丼だったのだろう。
 僕はメニューへ目を落とした。また変わっている。今は牛すきなべ膳が一押しのようである。丼ものもいつの間にか牛丼だけでなく、ロース豚丼十勝仕立てや牛カルビ丼に牛ねぎ玉丼である。牛丼のところを見るとアタマの大盛り390円というのがしっかり表記されているではないか。
 だいたい僕は、Aセット、Bセットという、お新香や味噌汁やサラダのセットが出現した頃から吉野家のオーダーに迷いが生じているのである。セットにするといくらかお得なようだが、僕が食べたいのは、
「特盛、味噌汁、玉子にお新香」である。
 AセットだかBセットだか毎回迷ってしまう上に、例えばBセットを頼んだときに、玉子がつくのかお新香がつくのか未だ持って良くわかっていない。数年前に僕は焦って、
「特盛Bセットにお新香」
と頼んでしまったことがある。吉野家の店員は忙しいから、そのまま特盛牛丼に味噌汁にお新香とお新香が運ばれてきてしまった。
 マクドナルドのセットも良くわからないよな。
 オーダーの仕方を知らないと客が損するセットメニューを作らないで欲しいよ。


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